十二直・暦注 / 大石浩之の暦ことばノート

十二直の調べ方|2026年10月の暦で確認

大石浩之 · 公開 · 資料確認 2026-09-25

節月を示す犬の札と日の十二支を示す兎の札を使い、配当表の交点を確かめる暦の案内人とこよまるのイメージ
記事内容をもとに生成した、暦の案内人とこよまるのイメージです。机上の札や表は演出で、史料の複製ではありません。

カレンダーの十二直は、自分でも調べられますか?

十二直は節月と日の十二支を配当表で交差させて調べます。2026年10月1〜7日は白露からの八月節、8〜31日は寒露からの九月節です。節入りの8日は前日と同じ十二直になります。吉凶は伝統上の分類で、出来事の結果を予告しません。

大石浩之(磐田市/不動産業)です。宅地建物取引士として仕事をする一方、このノートでは暦の言葉を資料から調べています。カレンダーの「建」「執」といった字は、どう割り当てられるのでしょうか。今回は意味の一覧を眺めるだけでなく、2026年10月の日付を使って、出典の表を引くところまで進めます。

資料確認日は2026年9月25日です。国立天文台で寒露の日付を確認し、国立国会図書館と暦Wikiで配当の規則を読みました。日の干支は香港天文台の10月月暦の原本でも照合しています。天文学で定める日付、伝統的な配当、私の予定の考え方は、別々の段落で扱います。

十二直を調べるには、節月と日の十二支を用意する

十二直は、節月の十二支と、その日の十二支の組み合わせで調べる暦注です。国立国会図書館の「日本の暦・吉凶を表す言葉②中段」には、節月を行、日の十二支を列にした配当表があります。二つの情報が交わる欄を読めば、十二直の名称が分かります。

必要なのは「今年は何年か」という年の十二支ではありません。日ごとに進む十二支です。たとえば日干支が「乙卯」と書かれていたら、表を引くときに使うのは後ろの「卯」です。「乙」は十干に当たり、今回の配当表の列を選ぶためには使いません。生まれ年や生年月日も不要です。

もう一つの節月は、新暦の月番号と区別します。国立天文台の暦Wiki「節月」では、二十四節気のうち「節」を含む日から数える月と説明されています。立春から正月節、啓蟄から二月節という数え方です。新月から始まる旧暦の月とも、同じ境目ではありません。

手元に置く資料は、対象年の節入り日、日の干支、十二直の配当表の三つです。まず年と日付をそろえます。次に節月を選び、日の十二支を拾います。最後に表の交点を読む。この順序なら、カレンダーに表示された答えを、答え以外の材料から確かめられます。

六曜も同じ暦面に載りますが、月の扱いを一緒にしないでください。六曜と旧暦の日付の関係は別の記事で説明しました。六曜の吉凶も伝統上の分類です。十二直を調べる作業に、六曜用の旧暦月日をそのまま持ち込むと、出発点がずれます。

2026年10月は、寒露の8日から配当表の行が変わる

2026年10月の十二直は、1〜7日と8〜31日で使う節月が違います。国立天文台の「東京の星空・カレンダー・惑星(2026年10月)」には、8日に寒露、23日に霜降とあります。寒露は太陽黄経195度、霜降は210度が基準です。これは天文学上の日付の根拠です。

伝統的な配当では、寒露から九月節となり、節月の十二支は戌です。寒露前の10月1〜7日は、白露から続く八月節で、節月の十二支は酉です。「10月だから十月節の行」という選び方はしません。この記事で使うのは八月節と九月節の二つだけです。

10月23日の霜降で、もう一度行を変える必要はありません。霜降は九月中であり、節月の始まりに当たる「節」ではないためです。二十四節気の名前が載るたびに切り替えると、月の途中で余計に一回ずらすことになります。寒露と霜降の役割を分けるのが、10月の確認どころです。

また、ここで調べるのは日単位の暦面です。節月は節を含む日から数えるので、寒露の瞬間まで8日を時間帯で二分する手順ではありません。節気の正確な時刻を扱う問いと、日ごとの十二直を読む問いを分けます。名前の意味や九月節という表記は、寒露とは何かを調べた記事にも整理しています。

配当表は「日の十二支」の欄と交差させて読む

十二直の配当表では、同じ日の十二支でも節月が違えば名称が変わります。下表は国立国会図書館の八月節・九月節の欄を、スマートフォンで追いやすいよう縦に組み直したものです。原表の行と列を入れ替えています。「破」「危」を含む名称は伝統上の分類で、悪い出来事の予告ではありません。

2026年10月に使う配当(伝統上の分類)
日の十二支1〜7日
八月節
8〜31日
九月節
子平満
丑定平
寅執定
卯破執
辰危破
巳成危
午収成
未開収
申閉開
酉建閉
戌除建
亥満除

練習には10月1日を使えます。香港天文台の「二零二六年十月月曆」では、1日の日干支は戊申です。後ろの申を取り、上表の1〜7日の列と交差させると「閉」になります。月暦にある日の干支と配当規則を組み合わせた結果で、国立天文台の星空カレンダーに「閉」と書かれているわけではありません。

香港天文台の資料は、ここでは日の干支を確認するために使っています。香港の時刻、祝日、農暦の日付を、日本のカレンダーへそのまま移す用途ではありません。節入りの日付は日本の国立天文台で確かめました。資料を複数開くときは、どの欄を何のために使ったかも残しておくと、後から検算できます。

なお、国立国会図書館の表の「収」は、当サイトでは「納」と表示する名称に対応します。国立天文台の暦Wikiにも納/収の両表記が示されています。字面だけの違いを、配当が一日ずれた証拠としないでください。表記をそろえたうえで、節月と日の十二支を比較します。

10月7日と8日が同じ「執」になる理由を確かめる

2026年10月7日と8日の十二直は、どちらも「執」です。香港天文台の月暦では7日が甲寅、8日が乙卯、9日が丙辰となっています。日の十二支は寅、卯、辰と進むのに、7日と8日の十二直は同じになります。これは転記ミスではなく、節入りをまたぐ配当規則によるものです。

7日は八月節の寅なので執、8日は九月節の卯なので執です。9日は九月節の辰で破になります。「破」は伝統上の分類名で、事故や失敗を予告しません。8日にも八月節を使い続けると、卯の欄の破を拾ってしまいます。答えが食い違ったら、まず寒露の日から列を替えたかを見直します。

2026年10月7日は八月節と寅で執、8日は寒露から九月節と卯で執、9日は九月節と辰で破。節入り日は前日と同じ十二直を繰り返す。破は伝統上の分類名
節入り前後の配当を示す記事専用図。日干支は香港天文台、寒露の日付は国立天文台、配当は国立国会図書館と暦Wikiで照合しました。

国立天文台の暦Wiki「十二直」は、この反復を「おどる」と説明しています。毎日同じ順で進むだけなら、十二支との対応も固定されます。節入りで前日と同じ名称を置くことで、建となる日の十二支が節月の十二支と一致する関係を保ちます。

十二直だから常に12日後も同じ、とは限りません。たとえば10月1日の申は閉ですが、12日後の13日は九月節の申なので開です。途中に寒露を挟むからです。日ごとの並びを扱う暦注でも、二十八宿と二十七宿の違いで見た仕組みとは別です。名称の個数だけから周期を決めつけないようにします。

私の考え:調べる材料を増やし、予定は急いで決めない

私は、配当表を引けることのよさは、暦の表示を自分で確かめられる点にあると考えます。「そう書いてあるから」で終わらず、年、節月、日の十二支へ戻れる。どこで読み違えたかも説明できるようになります。

そのうえで、配当が読めたからといって、予定まで暦に決めてもらわなくていい。これは私の考えです。日取りを気にする気持ちはあっても、関係者が集まれるか、準備に無理がないかを先に確認したい。まだ予定を決めず、判断の材料が一つ増えたところで止めても十分です。

私は、手順の記事で吉凶の意味まで広げるべきか迷います。名前だけだと不親切に見える一方、意味を長く並べると予定の指示に近づくからです。国立国会図書館も解釈が時代で異なると説明しています。本稿では配当の確認に絞り、古典の原文を読んだかのような引用や、時代を特定できない言い伝えの断定は足しません。

2026年9月25日にできる確認として、10月8日のメモを一行作ることを勧めます。「寒露の日、九月節、日干支は乙卯、使う列は卯、結果は執」と書き、参照したURLを添えます。その後、当サイトの2026年10月カレンダーと見比べれば、表示だけを信じる読み方から一歩進めます。

最後に7日と9日も並べ、執・執・破と続くかを確認します。破はあくまで伝統上の分類です。規則を再現できることと、出来事を予測できることは別です。予定に添えるかどうかは、その区別がついてから決めればよいと私は考えています。

よくある質問

新暦10月や旧暦10月の行を使えばよいですか?

十二直の配当で使うのは節月です。2026年10月1〜7日は白露からの八月節、8〜31日は寒露からの九月節を使います。新暦や旧暦の月番号だけでは行を選べません。対象年の節入り日を先に確認し、その日の十二支と交差させます。霜降の23日に節月を切り替える必要はありません。

十二直は12日ごとに必ず同じ名称になりますか?

節入りをまたぐ場合は同じとは限りません。十二直は節入りの日に前日と同じ名称を繰り返すためです。2026年10月7日と8日はともに執となります。同じ申の日でも、10月1日は八月節で閉、13日は九月節で開です。12日を足すだけで調べず、その日がどの節月に入るかを確かめてください。

十二直の「納」と「収」は別の分類ですか?

今回の資料では、同じ位置の「おさん」を表す字の違いです。国立国会図書館の配当表は収、当サイトは納を使い、国立天文台の暦Wikiは納/収と併記しています。比較するときは表記をそろえ、節月と日の十二支が一致しているかも確認します。字が違うことだけで、配当の誤りとは判断できません。

調べた資料・出典

2026-09-25 確認

暦の吉凶は歴史的な分類・言い伝えとして紹介しています。個人の運命や出来事の結果を保証するものではありません。暦の計算法や資料の説明は更新されることがあります。生活上の予定は、関係者の都合や実際の条件を確かめて決めてください。

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