干支・暦の調べ方 / 大石浩之の暦ことばノート
日の干支の調べ方|2026年の公開資料で確認
手帳にある日の干支は、どこでどう調べればいい?
国立天文台「暦象年表」Web版の「通日・曜日・干支」で西暦年月日を指定し、「表示」を押します。結果の対象日と「日の干支」欄を照合します。2026年9月28日は乙巳(きのとのみ)です。年の丙午とは別の欄を読み、日付・資料名・確認日を一緒に残します。
大石浩之(磐田市/不動産業)です。宅地建物取引士として仕事をする一方、このノートでは暦の言葉を資料から調べています。手帳の日付の脇にある「乙巳」などの二文字。それを自分で確かめたいとき、何を開き、どの欄を読めばよいのでしょうか。今回は指定した一日の日干支を引く手順に絞ります。
資料確認日は2026年9月28日です。国立天文台のWeb版で同日を指定し、実際の出力を照合しました。扱うのは日付に割り当てられた符号です。天体の位置の観測や、古典に基づく吉凶の判定とは分けて読みます。
日の干支は、暦象年表のWeb版から調べる
日の干支を調べる入口は、国立天文台暦計算室の「暦象年表」です。ページ内の「Web版」を開き、「基本諸量」の下にある「通日・曜日・干支」を選びます。月の満ち欠けや日の出のページではなく、この名前の入口を探します。
暦象年表という名前から、紙の本を入手しないと読めないと思うかもしれません。ところが国立天文台は、2025年版を最後に冊子の印刷・配布を終えたと案内しています。2026年9月28日の確認時点では、PDF版とWeb版の利用が案内されています。冊子の終了は、資料を調べる手段の終了ではありません。
終了の案内には掲載日が表示されていません。「2025年に告知された」とまでは書けないので、ここでは対象が2025年版だったことだけを押さえます。資料を記録するときも、出来事の年と、自分がページを確認した日を分けて残すと読み違いを防げます。
一日だけ確かめるなら、年月日を指定できるWeb版から始めるのが私の提案です。PDFの中で該当する表を探す工程を挟まずに済むからです。本稿の操作例はWeb版に限ります。PDF版の各表や冊子本文を確認した結果としては紹介しません。
干支の組合せそのものを知りたい場合は、干支が60通りになる理由へ進めます。ここでは60組を暗記したり、基準日から数えたりせず、指定した日を公開資料で引くことを目標にします。
西暦の年・月・日を入れて「表示」を押す
国立天文台の「通日・曜日・干支」には、西暦年月日を指定する設定欄があります。年は半角数字で入力し、月と日は選択欄で指定します。2026年9月28日を調べるなら、年を2026、月を9、日を28にそろえます。
- 年の欄に「2026」を入力する。
- 月を「9」、日を「28」にする。
- 一日分を調べるため、間隔を「1日」、期間を「1日」にする。
- 「表示」を押し、結果の年月日が「2026/09/28」になっているか確認する。
設定欄の値は、開いた時点の日付や直前の操作に左右される可能性があります。記事と同じ結果を出すには、最初から同じ値だと思わず、年・月・日の三つを見ます。「9月28日」だけを合わせても、年が違えば別の日を調べることになります。
間隔と期間の設定は、複数日を並べるためのオプションです。一日を確認する段階では、どちらも1日にしておくと対象行を見失いにくくなります。「1日おきに1月間」「1日おきに1年間」というボタンもありますが、まず一行で読み方を確かめてから使うのがよいと私は考えます。
入力後は、結果が出たというだけで手帳へ写さず、表示された年月日まで照合します。月末や年末を調べるときも同じです。別の日を選んだまま正しい干支を写してしまうと、文字に誤りがなくても手帳の日付とは一致しません。
今回の例を試した後は、手帳で気になった一日を一つ選び、設定を入れ替えます。比較したい日の年月日を先に紙へ書いておくと、入力値と結果の二か所で同じ日か確かめられます。これは公式機能の説明ではなく、私が勧める転記の手順です。
2026年9月28日は、年の丙午ではなく日の乙巳を読む
国立天文台の出力では、2026年9月28日の「日の干支」は乙巳です。読みの欄には「きのとのみ」と「イツシ」が表示されます。同じ行の曜日は「月」、通日は「271」でした。日付を確認してから、その行を横にたどって二文字を読み取ります。
結果の上部には「2026年=令和8年」と、年の干支である丙午も表示されます。その下の表にある乙巳と違っていても、矛盾ではありません。年の見出しと日付の行は、表している単位が違います。日の干支を転記するなら、表の「日の干支」という列名を目印にします。
国立天文台の暦Wiki「干支」も、年・月・日に用いる場合を分けて説明しています。同ページの最終更新日は2022年7月25日です。「干支」という同じ言葉が出てきても、いま必要なのが年の情報か日の情報かを決めてから読む必要があります。
手帳に「巳」とだけ載っている場合は、乙巳の後ろの一文字と照合できます。ただし、巳だけでは十干の乙まで確認したことにはなりません。二文字の干支が必要なら、結果にある乙巳を一組として残します。読み方を添えると、後で別の資料と見比べる際にも助けになります。
十二直を調べるために日の十二支を知りたい場合は、乙巳のうち巳を使う場面があります。その先は十二直の調べ方で説明しています。日の干支を確認したことと、十二直まで求めたことは区別して記録します。
紙の資料を使う場合も、新暦の日付を確かめる
国立国会図書館の「新暦と旧暦を対照できる資料を調べる」では、『21世紀暦:曜日・干支・九星・旧暦・六曜』が案内されています。2001年から2100年までの新暦から日干支を確認できる資料として紹介されており、2026年はその範囲に入ります。
今回確認したのは、2026年2月10日更新の図書館の案内ページです。『21世紀暦』の本文を閲覧したわけではありません。そのため、同書の特定ページに乙巳と載っていた、とは書きません。Web版と紙の本を照合したい方への、資料を探す手掛かりとして挙げています。
国立天文台の入力画面は、1582年10月15日以後をグレゴリオ暦、それより前をユリウス暦で扱うと説明しています。2026年の手帳にある日付を調べる場合は、西暦の年月日をそのまま指定できます。日の干支のために、先に旧暦の月日へ直す必要はありません。
旧暦と記された資料の月日を、そのまま西暦の欄へ入力すると、調べたい一日から離れてしまいます。たとえば「九月二十八日」という表記だけでは、新暦か旧暦かを確定できません。古い記録を扱う場合は、まず資料がどの暦の日付を記したものか確認します。
旧暦との対照自体が必要なら、旧暦の日付を資料で確かめる手順を参照してください。本稿の例は2026年の新暦です。古文書の日付を特定したり、当時実際に使われた暦を判定したりした結果ではありません。
私の考え:答えの二文字より、戻れる出典を残す
私は、日の干支を自分で引けることのよさは、説明を受け取るだけで終わらず、同じ日を確かめ直せる点にあると考えます。日付を指定すると読みまで確認できるWeb版は、その入口になります。手帳の表記が気になったときに、調べる先を一つ持てるからです。
ただ、結果の二文字だけを切り取る説明には注文があります。日の干支が分かっただけで、予定の良し悪しまで決めなくていい。私はそう考えます。資料で確かめた符号と、暮らしの判断は別です。今日の成果は判断材料が一つ増えたこと。それで十分です。
手順の記事に、吉凶の説明も添えるべきかは迷います。手帳を見る方の関心はそこにもあるはずです。しかし、公式の出力と並べることで、言い伝えまで天文学的に確かめられたように見せたくはありません。本稿では古典の記述や近世以降の俗信には踏み込まず、日付と符号の確認にとどめます。
私なら、確認メモを「対象日:2026年9月28日/日の干支:乙巳/読み:きのとのみ/資料:国立天文台『通日・曜日・干支』/確認日:2026年9月28日」と残します。資料のURLも添えれば、後から入口へ戻れます。URLを保存するだけでは入力した年月日まで伝わらないため、対象日も一緒に書きます。
まず一日を選び、年月日、日の干支、資料名を手帳の余白に残す。この確認なら、予定を変えるかどうかを決めずにできます。暦の言葉を生活にどう取り入れるかは、その先で考えればよいと私は思います。
よくある質問
年の干支が分かれば、日の干支も同じですか?
同じではありません。国立天文台の2026年9月28日の出力では、年の見出しは丙午、対象日の行は乙巳です。年を表す欄と日を表す欄を分けて読みます。手帳へ写すときは「日の干支」という列名を確認し、年月日と二文字を一組で残してください。
暦象年表の冊子が終了すると、日の干支は調べられませんか?
Web版から引き続き調べられます。国立天文台は2025年版で冊子の印刷・配布を終了し、PDF版とWeb版の利用を案内しています。2026年9月28日の確認時点では、Web版の「通日・曜日・干支」で年月日を指定できます。冊子終了の告知掲載日は確認できませんでした。
日の干支を調べる前に、日付を旧暦に直しますか?
2026年の新暦の日付を国立天文台のWeb版で調べるなら、旧暦へ直す必要はありません。西暦の年・月・日を入力します。ただし旧暦と記された資料の月日をそのまま入力してはいけません。古い記録では、どの暦による日付かを先に確認し、必要に応じて新暦との対照を調べます。
調べた資料・出典
2026-09-28 確認
- 国立天文台「暦象年表」 — 2025年版をもって冊子の印刷・配布を終了。PDF版・Web版の案内と「通日・曜日・干支」への入口を確認。終了告知の掲載日は表示なし。
- 国立天文台「通日・曜日・干支」 — 2026年9月28日を指定し、月曜日・通日271・乙巳(きのとのみ、イツシ)を確認。入力欄、結果の年干支、使用する暦の注意書きも照合。
- 国立天文台 暦Wiki「干支」 — 年・月・日に用いる場合を分けた解説を確認。最終更新2022年7月25日。
- 国立国会図書館「新暦と旧暦を対照できる資料を調べる」 — 2026年2月10日更新。『21世紀暦』は2001〜2100年の新暦から日干支を確認できるとの資料案内を確認。同書本文は未閲覧。
暦の吉凶は歴史的な分類・言い伝えとして紹介しています。個人の運命や出来事の結果を保証するものではありません。暦の計算法や資料の説明は更新されることがあります。生活上の予定は、関係者の都合や実際の条件を確かめて決めてください。